ヱフワンねーさん。

モータースポーツ中心に書いてるライターやまぐち禮の,F1を中心とした『モータースポーツ情報所見』。※お仕事に関する連絡はこちらまで★Twitter http://twitter.com/hgrn_6810_913
<< May 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ことしも1ねんありがとうございました | main | 今が多分F1の事を考える人が最も少なくなる時期 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- * * - * - *
新年のご挨拶&セナ映画の感想
皆様新年明けましておめでとうございます。

本年もグダグダと続けて参りたいと思います「ヱフワンねーさん。」をよろしくお引き立てのほどおねがい申し上げます。申し上げ鮭。えええええ。

昨年の日本GPでジャパンプレミアが開催され話題を呼びましたあのセナ映画「アイルトン・セナ〜音速の彼方へ」について当ブログにおいても何度か書いたにもかかわらず、観たあとの感想をなにも書いていなかったことに今更気づいた【!】ので、新年一発目の企画としてどうせなら書こう。
昨年11月にはもう観たんですが・・・あうあう。

さてご存知のとおり、この映画は完全なるドキュメンタリーなので「ネタバレ」という言葉は該当しないものとみなします。ストーリーの結末や核心については、この先それなりに記載しますのでご了承ください。
それでも映画の内容を知りたくない方は、この先は映画を観終わってからお読みいただいたほうがよろしいかもしれません(^_^;)

------------

この映画のスクリプト(台本)は、ブラジルのF1ジャーナリストで、おそらく世界で一番多く正確にアイルトン・セナに関する情報を保有していると思われるレジナルド・レメ氏のコメントを中心に展開していきます。

ドキュメンタリー作品であり、なおかつジャーナリストの情報を基につくられる物語だけに、大袈裟な表現であったり、信憑性に欠けるエピソードなどが用いられているということは、私があの映画を全編通して見た限りでも多分無かったろうと思います。その点は安心してご覧いただけるはずです。

ただ、こいつはあくまで映画という物語として事実を基に製作された作品でありますし、その主人公はアイルトン・セナ氏以外にはおりません。ゆえに「セナ氏を中心に据えた視点からの物語」としてのドキュメンタリーが繰り広げられるのは当然の理であります。

全編にわたり「セナから見たプロスト」であったり「セナから見たFIA」、「セナから見たロータスやマクラーレン」を想定し(セナさんもういないからご本人に訊けませんので)、それを基準にしてストーリーが動いています。

たとえば映画の終盤で語られる過去のインタビュー、「レースをしていて一番幸せだったのは政治もしがらみもなにもないカート修行の頃だったね、もし願いがかなうならあの頃に戻って当時の仲間達ともう一度レースしたいね」という言葉ですが、これはもちろん現実には事故直前の談話ではないわけです。

でも、たぶんF1チャンピオンになってからはああいう愚痴(映画の中では美談になっていますが)を再三こぼしていたんだろうなあと思われます。それを聞いていたのはおそらくレジナルド・レメ氏なのでしょうし、セナさんの死後に、レメ氏自身もっとも強く思い出された彼の生前の言葉がそれだったのだろうなー、と観たこっちは思わされるわけです。

日本やブラジルのファン向けに、また映画としての面白みを前面に出すために、プロストやFIA(中でもバレストル会長)はセナにとって敵、マクラーレン(主にロン・デニス代表)やホンダは味方、のような描かれ方をしています。もちろん間違いではないですが、現実はそこまで単純じゃなかったろうなあ・・・と思いますよね。
ただ、全部を2時間に詰め込もうとするのは難しいから敢えてそうしただけのことだろうと思います。

そしてやっぱり映画ですから、中盤までで徹底的にセナを追い詰めたと思われていたプロストはセナの事故死の直前にいい人になります。そしてセナの死後、セナ財団最大の支援者となったことが大きく取り上げられます。もちろんこれも事実ですが、他のめんどくさいことはあまり語られない代わりに、「プロストはセナを理解した」ということが不自然なまでにクローズアップされています。
でも映画だからこれでいいと個人的には思います。

「観終わってすっきりする」ことが映画にはなにより大事です。

さて、この映画の映像の半分以上はおそらく私がこれまでに見たことのあるものだったことをぶっちゃけてしまいますが(笑)、それでもやっぱりセナを映画の中の人として劇場で観られたことは良かったと思っています。F1をスクリーンで、ドルビーサラウンドで観られることってすごい。観るチャンスがあれば、まだ未見の方も体験しておいて損は無いでしょう。

それと、書こうか迷いましたがやはり
「映画の構成上、個人的に物足りないと思った件」
を書いておこうと思います。

上のほうで書いた「敵vs味方」の構図がこの映画の中核になっていますが、セナの味方はマクラーレンやホンダ以外にもじつはたくさんいた、ということをもうちょっと取り上げてほしかったなあ。
できればもっと親しい友人もしくは理解者のコメントが欲しかったんですよねえ。

例えばマーティン・ブランドル氏やゲルハルト・ベルガー氏、あるいは晩年に彼のファンである後輩として現れたルーベンス・バリチェロ氏(すこし登場していました)やジャン・アレジ氏、チームメイト経験もありホンダチルドレンの先鋒だった中嶋悟氏、死後に「セナヲタク」を地で行くキャラクターで突然レース界に現れ、なおも現役活躍中のJ.P.モントーヤ氏など・・・

セナ財団さんとしてはじゅうぶん持ち駒で映画を作ることはできたと思いますが、その辺は少し外に出て情報を集めてくれてもよかったんじゃないかなあと。

それと最後に。

あ、セナ戻ってきてくれたんだ、って本気で思います。そして戻ってきたセナは私たちの目の前で活き活きとレースをしてくれます。本当にそう思いますよ、F1ってほんとに面白いな、セナはやっぱりすごいな、と。でも映画が終わった瞬間に、ああ、やっぱりあっちに帰っちゃったんだなあ。できればもっと色々話したいこともあったのに・・・。としんみりした気分になってしまう。
そういう映画でした。

そういう気持ちになって観るのが一番おもしろいし、うれしいと思うよ。
F1 * 23:25 * comments(1) * - *
スポンサーサイト
- * 23:25 * - * - *
新年あけましておめでとうございます!

セナ映画に関して、本当に感想を表現しづらいです。発した言葉や書いた文章が本当に感じていることなのかも分かりませんw
あらゆることについて、なるべく正確に思いを伝えられるよう今年一年気をつけていきたいです。

本年もよろしくお願い申し上げ鱒(えええええ
| hope | 2011/01/05 2:05 AM |










<<new |  / pages | old>>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
Search this site.
SPONSORED LINKS
RECENT COMMENTS
  • 開幕戦と、遅延のお詫びと
    mina (03/30)
  • 新年のご挨拶&セナ映画の感想
    hope (01/05)
  • エンジン1つで変わるもんです
    くま (12/21)
  • エンジン1つで変わるもんです
    なめ (12/18)
  • 「モータースポーツ愛好家」のイメージは内外で乖離している
    shishimaru (02/15)
  • 「モータースポーツ愛好家」のイメージは内外で乖離している
    こひな (02/14)
  • 「モータースポーツ愛好家」のイメージは内外で乖離している
    GOママ (02/13)
  • 「モータースポーツ愛好家」のイメージは内外で乖離している
    悪のOL (02/11)
  • 「モータースポーツ愛好家」のイメージは内外で乖離している
    min (02/11)
  • 「モータースポーツ愛好家」のイメージは内外で乖離している
    ko (02/08)
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
       
COUNTER
 
 あわせて読みたい
SCOUTER
OTHERS